寒い季節こそ伸びる!体幹を育てる“おうちバランス遊び”

おうち療育

冬になると外遊びの機会が減り、「運動不足かな?」「姿勢が崩れてきたかも…」と感じることはありませんか?
実はこの時期こそ、体幹(たいかん)をじっくり育てるチャンスなんです。
おうちの中でできる“バランス遊び”を通して、楽しく体を整えていきましょう!

なぜ体幹が大事なの?

体幹とは、背中・お腹・腰など、体の真ん中を支える筋肉のこと。
この部分がしっかりしていると――
• 姿勢が安定して集中しやすくなる
• 手先の動きがスムーズになる
• 転びにくく、疲れにくい体になる

といった良い変化が見られます。

発達特性のある子は、体の感覚(バランス感覚や力加減)がつかみにくいこともあり、体幹の弱さが「集中のしづらさ」や「不器用さ」にもつながってしまうことがあります。
ですから、冬の間にじっくり“体の基礎”を育ててあげることはとても大切です。

おうちでできる!体幹を育てるバランス遊び5選

① クッション渡りあそび
床にクッションや座布団を並べて「落ちたら氷の海~!」と声かけ。
バランスを取りながら進むことで、自然と体幹を使えます。
滑りやすい素材は避け、安全な範囲で行いましょう。

↓こんなものもおススメです

② おしり歩きレース
おしりを床につけて、足を使わずに前後へ進む遊び。
腹筋・背筋をバランスよく使うので、姿勢保持のトレーニングに最適です。
親子で競争してみても楽しいですよ!

③ タオル引っ張り対決
大きめのタオルを持って「よいしょ!よいしょ!」。
腕だけでなく、お腹や背中の力も使って体を支える練習になります。
引っ張る強さは、相手の体格や力に合わせて調整を。

④ バランスポーズごっこ
「一本足ペンギン」「木のポーズ」など、ヨガのようにポーズを真似っこ。
転んでも大丈夫な場所で、楽しく続けましょう。
「10秒キープできた!」など、小さな成功体験を大切に。

⑤ トンネルくぐりサーキット
イスや段ボールでトンネルを作って、くぐったり回ったり。
狭いところを通ることで、体の位置感覚(ボディイメージ)を育てます。
ぬいぐるみを運びながら進むなど、ストーリー性をつけると夢中になれます。

“できた!”を感じられる工夫

バランス遊びは、体の使い方が上手くいかないと「できない…」と感じやすい子もいます。
そんなときは、「できたところ」を言葉にして伝えるのがポイントです。

「さっきより長く立てたね!」
「バランスとるの、すごく上手になってきたよ!」

と声をかけると、自信とやる気がぐんと高まります。
“がんばりを認める”ことが、次の挑戦へとつながります。

まとめ

冬は外に出づらくても、工夫次第でおうちの中が立派な運動場になります。
体幹を育てることは、「姿勢」「集中」「感覚」「自信」――すべての“できる”の土台作りです。

おうち時間が長いこの季節こそ、
親子で笑いながら体を動かし、「できた!」の積み重ねを楽しんでみてくださいね。

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