就学前に練習したい身支度5ステップ

就学前にしておくこと

〜“自分でできる”を支える作業療法的アプローチ〜

小学校入学を迎える前、多くのパパママが不安に思うのが
「朝の支度、ちゃんと自分でできるかな?」 ということ。

実は“身支度”は、発達の要素がギュッと詰まった複合スキル。
作業療法の視点では、順序立てて行動する力(遂行機能)・手先の操作性・体の使い方・注意の向け方が関わっています。

今回は、入学前に無理なく取り入れられる
身支度5ステップ をわかりやすく紹介します。

STEP1:準備は「見える化」でラクになる

まず大切なのは、何をすればいいかを子どもが視覚的に理解できること。

●おすすめの工夫
• 朝の支度リストを絵でつくる
(例:顔を洗う → 着替える → ご飯 → 歯磨き → 荷物チェック)
• 完了したらシールを貼る仕組みに
• リビングと玄関に「やること表」を貼っておく

特に発達特性のある子は、言葉で説明されるより“見える情報”が得意なことが多いため、視覚支援はとても効果的です。

STEP2:身支度の「動作」は分解して教える

大人には簡単でも、子どもにとっては複雑な動作がたくさんあります。

●例えばこんな分解
• 上着を着る
 ①袖を持つ → ②片腕を入れる → ③もう片方 → ④前を持って引き上げる
• 靴を履く
 ①靴を広げる → ②かかとを踏まないように入れる → ③マジックテープを留める

ひとつずつ、ゆっくり・丁寧に“見せて”あげるのがポイント。
「手を添えて一緒に動かす→手を離して見守る」の順で、少しずつ自立につなげます。

STEP3:身支度スペースは“迷わない”工夫を

どこに何があるかわからないと、朝の時間ロスに。

●おすすめの環境設定
• ランドセル置き場を固定
• ハンカチ・ティッシュ・名札の“定位置”を決める
• 引き出しにイラストラベルをつける
• 本人の背の高さに合わせて収納を作る

探さなくていい環境は、それだけで子どもの負担を減らします。

STEP4:前日の準備を“ルーティン”化する

朝はただでさえ慌ただしいので、準備は夜にやるのが正解。

●前日チェック項目
• 次の日の時間割に合わせてランドセルをセット
• 体操服・給食袋の確認
• 連絡帳のサイン
• 水筒やタオルの準備

毎日決まった流れにしておくと、
「やらないと気持ち悪い」→習慣化につながります。

STEP5:「できた!」を毎日積み重ねる

身支度は、子どもにとっては小さな成功体験の連続。

●声かけの例
• 「ここまで自分でできたね!」
• 「昨日より早くできたね!」
• 「一緒に準備したからスムーズだったね」
• 「名札つけられたね、かっこいいよ」

完璧でなくてOK。
できた部分に気づいて言葉にしてあげることで、
自信 → 自主性 → 習慣化のサイクルが生まれます。

まとめ

就学前の“身支度”は、練習よりも仕組みづくりが大切

身支度の自立は、
子どもの力 × 環境 × 親のサポートのバランスで成り立ちます。

✔ 見える化
✔ 動作の分解
✔ 迷わない収納
✔ 夜の準備ルーティン
✔ 小さな成功の積み重ね

この5ステップをゆっくり続けることで、
入学後の朝がグッとラクになります。

小学校生活に向けて、
「自分でできたよ!」がたくさん増えますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました