発達モデルのつまずきと対処法~第四段階~

第4段階におけるつまずきは、学齢期に学習面や行動面で困りごととして表れます。

第四段階のつまずき

よく見られるサイン

● 集中が続かない
• 授業中に落ち着かない
• “ぼーっとする時間”が長い
• 課題に取りかかれない、時間がかかる

● 気持ちのコントロールが難しい
• 切り替えに時間がかかる
• 予想外のことがあるとパニックになる
• 感情の上下が大きい

● 学習のつまづき
• 字が整わない、マス目に収まらない
• 作業スピードが遅い
• 手順通りに行動することが苦手

● 社会的な苦労
• 友達関係のトラブルが多い
• 集団のペースについていけない、集団行動が難しい
• 行動が衝動的になる、癇癪がある

第四段階の対処法

● 切り替えが苦手
• 見通しを作る:タイマー・スケジュールカード
• 終了前の“予告”:
• 「あと3分でおしまい」
• 終わった後のごほうび感を作る
• 次の楽しみを提示する

● 感情のコントロールが難しい
• 安心基地(落ち着く場所)を作る
• テント・クッションコーナー
• 呼吸遊び
• ろうそくふぅー
• 息で風車回し
• “名前付け”で感情を整理
• 「今、もやもやしてるね」など

● 物事の順序立てが苦手
• 視覚的に支援
• やることリスト
• ステップカード
• 一度に1つだけ指示する
• ロールプレイで練習:買い物ごっこ、準備ゲーム

● 集団の中で困りやすい
• 小グループで成功体験を積む
• 役割を固定して安心を作る(渡す係・見守る係など)
• 感覚過敏がある場合は刺激を調整(席、イヤーマフなど)

まとめ

感覚統合のつまづきは「努力不足」ではなく、脳が感覚をうまく整理しづらいだけ。
だからこそ “遊び”を通して、少しずつ脳を育てることが一番効果的 です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました