ADHDの子が伸びる遊び3選

おうち療育

ADHD(注意欠如・多動症)のある子どもは、「じっとしていられない」「集中が続かない」といった特徴を持ちます。でも、見方を変えれば「エネルギーが豊かで、発想が柔軟」という魅力がたくさん!
そんな子どもたちの特性を伸ばすには、無理に“落ち着かせよう”とするよりも、「動きながら学ぶ」「楽しいことで集中力を育てる」ことが大切です。

ここでは、ADHDの子にピッタリの遊びを3つご紹介します。遊びが学びの土台を作ります。

体を動かしながら楽しむ「サーキット遊び」

こんな子におすすめ
・じっとしているのが苦手な子
・遊びの途中で飽きてしまう子

なぜおすすめ?
・運動によって脳が活性化し、集中しやすくなる
・手順を覚えることで「記憶力」「順序立てて考える力」が育つ
・「できた!」という達成感で自信がつく

遊び方の例
・トランポリンをジャンプ→バランスストーンを渡る→トンネルをくぐる
・指示カードを見て「次は何する?」と順番に挑戦

動きが変化することで飽きにくく、指示を聞きながら行動する練習にもなります。同時に体を動かすことでエネルギーを発散してくれますよ!

短時間で集中できる「ストップゲーム」

こんな子におすすめ
・勢いで行動してしまいがちな子
・ルールを守る練習をしたい子

なぜおすすめ?
・「衝動をコントロールする力」が育つ
・遊びの中で“待つ”や“止まる”の練習ができる
・楽しくルールを学ぶ経験になる

遊び方の例
・音楽を流して踊る → 音楽が止まったらピタッと止まる
・「動物になりきりゲーム」で「ストップ!」の合図で止まる

動と静の切り替えで抑制する力が付きますし、失敗しても笑い合える雰囲気をつくることで失敗=怖いことではないと学べます。

“役割”を持って遊ぶ「ごっこ遊び」

こんな子におすすめ
・友だちとのやりとりが苦手な子
・マイルールが強く、トラブルになりやすい子

なぜおすすめ?
・“自分の番じゃない時”に待つ練習ができる
・相手の言葉を聞く・合わせる力が育つ
・「人と関わるのって楽しい!」と感じやすくなる

遊び方の例
・お店屋さんごっこ(注文→調理→お会計)
・ヒーローごっこ(順番に変身、交代で活躍)

親が最初は一緒に入って、流れやルールを柔らかく伝えるとスムーズに始めやすいです。

まとめ

ADHDのある子にとって、遊びは「できるかも!」を増やす場所です。
たとえ5分でも、子どもが夢中になれた時間があればそれは大きな成長の一歩。

遊びを通して「やった!できた!」の経験をたくさん積み重ねていきましょう。

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