発達モデルのつまずきと対処法~第三段階~

第3段階は幼児後期~学齢期に起こる複数の感覚を合わせて使う力のつまずきがあります。ここがつまずくと、「指示が通りにくい」「学習で苦労しやすい」など、日常生活に直接影響が出やすくなります。

第三段階のつまずき

よく見られるサイン

● 見て・聞いて・動くの同時処理が苦手、読み書きに時間がかかる
• 指示を聞きながら動くのが難しい、ぎこちない
• 集団行動で遅れてしまう
• 体育や図工の段取りが分からず戸惑う

● 空間把握の弱さ
• ぶつかりやすい
• 文字の位置が揃わない(ます目からはみ出す)
• ボールの距離感が分かりにくい

● 注意の散りやすさ
• 周囲の音や動きに目を奪われる
• 整理整頓が苦手
• 学校の指示を聞き逃す

第三段階の対処法

● 手先の動きが苦手な場合
• 遊びで強化:はさみ・ビーズ通し・LEGO・洗濯バサミ・LaQ
• 日常のお手伝い:皮むき、ボタン留め、紐結び

● 大きな動きの協調が苦手な場合
• “まねっこ遊び”が効果的:動物歩き、ポーズ模倣、ラダー遊び
• スロー動画のようにゆっくり動く練習
• 動きの順番を声でガイドする
• 「上げて、止まって、投げるよ!」

● 読み書きにつまずく場合
• 姿勢・視線の安定をつくる:机の高さ調整、足の接地
• 線をなぞる遊び:迷路、波線
• 手首を育てる遊び:お絵描き、黒板に大きく書く

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